職業野球を追いかけて

引退・戦力外・自由契約になったプロ野球選手を紹介したり、トレードやドラフトなどの各種データを掲載するブログです。

難病に悩まされた右腕-徳山武陽

徳山 武陽 とくやま・たけあき

1989年7月21日生まれ 兵庫県出身

身長185cm 体重84kg 右投げ右打ち

三田学園高–立命館大東京ヤクルトスワローズ(2012〜2017)

 

※通算成績 54登板 3勝4敗0S 3H 95回 防御率4.55

 

立命館大時代は、最優秀投手賞やベストナインに輝くなどの活躍を見せたが、2011年のドラフトでは育成枠指名。1位ではあったが、支配下レベルでは評価されていなかったということだろうか。

 

1年目は支配下に上がれなかったが、13試合に登板して5勝2敗の活躍。防御率も3.26とそれなりだった。2年目は二軍で好投を見せて、5月13日に支配下登録。そして15日にはいきなりプロ初先発となった。この試合では3回を投げて被安打5、与四球3で3失点で降板となったが、その後も登板機会があり、全部で5試合登板。

 

ただ、3年目の2014年も7試合の登板に留まり、足踏みをしてしまった印象も。

 

だが、4年目の2015年、一気に能力が開花。ロングリリーフや敗戦処理をメインに39試合に登板した。

 

ストレートはそこまで速くなく、変化球もスライダー、カーブ、フォークとオーソドックスなタイプだが、球にキレがあり、50回1/3を投げて50奪三振とイニングとほぼ同数の三振を奪った。

 

ここから勝ちパターンに入りたいところだったが、翌年は3試合の登板に留まってしまった。さらに10月には国指定の難病である「黄色靭帯骨化症」を発症していることが発覚。下手をすれば野球どころではないレベルの重病にかかってしまった。

 

それでも比較的軽い症状だったようで、翌2017年は二軍で34試合に登板。怪我人が続出し、投手が足りないなかで投げ続けた。さらに投球内容も良く、防御率1.66を記録している。一軍登板は無かったが、来季に期待が持てるシーズンとなった。

 

しかし、オフにまさかの戦力外通告。ファンからは「なぜ?」の声も挙がったが、本人は「新しい道で頑張りたい」と引退を発表。球団職員として第2の人生をスタートすることになった。

 

持っている能力は高かっただけに、難病の発症が痛かった。戦力外となったのも、球団は病気に責任を持てないというためだろうか。惜しい選手だった。