職業野球を追いかけて

引退・戦力外・自由契約になったプロ野球選手を紹介したり、トレードやドラフトなどの各種データを掲載するブログです。

ユーティリティだが失策が多かった-鬼崎裕司

鬼崎 裕司 おにざき・ゆうじ

1983年4月7日生まれ 佐賀県出身

身長177cm 体重77kg 右投げ左打ち

佐賀工高-関東学院大学富士重工業東京ヤクルトスワローズ(2008〜2011途)-埼玉西武ライオンズ(2011途〜2017)

 

※通算成績 425試合 打率.238(818-195)6本 65打点

 

社会人時代は都市対抗、日本選手権に出場。2007年の大社ドラフト3巡目でヤクルトに入団した。

 

ユーティリティ系の内野手という印象だが、本職は遊撃手。1年目も二軍ではほとんど遊撃手としての出場だった。この年は一軍出場がわずか3試合で、二軍でも打率.185と率を残せずに苦しんだ。一方で70試合、184打席で5本塁打とパンチ力がある一面も見せている。

 

2年目の2009年は二軍で101試合で打率.241、3本塁打と、打率を上げてシーズン終盤の9月19日に一軍昇格。出場こそ15試合に留まったが、打率.356、2本塁打と打力を見せつけた。

 

基本的には“打てるショート”というイメージの選手。しかし、失策を2つ犯しており、守備はやや不安が残る。さらに二軍では盗塁が多いが、一軍ではまったく走れず。俊足を見せつけるというタイプではなかった。

 

3年目の2010年は開幕一軍入りを果たし、60試合に出場するが、打率.195、1本塁打と打撃がいまいち。すると2011年途中に、小野寺力とのトレードで西武へと移籍した。

 

移籍初年度こそ10試合の出場だったが、翌2012年は56試合に出場。二塁、三塁、遊撃と3ポジションを守った。打撃は打率.118、0本だったが、2013年は105試合で打率.266、2本塁打と復調。永江恭平金子侑司らと遊撃手のポジションを争いながら結果を残した。イメージとしては、打の鬼崎、守の永江、走の金子というもの。

 

しかし、2014年は渡辺直人の加入により、出場数減。37試合に留まり、さらに2015年は59試合で打率.196と打撃不調に苦しんだ。さらに遊撃で5失策を犯しており、打てず守れずと散々。

 

2016年は打撃好調で79試合で打率.253、1本塁打の結果を残すが、守備で失策を連発した。一塁手で1、二塁手で0、三塁手で5、遊撃手で6の失策を犯し、さらに試合を決定づけるタイムリーエラーもあった。いくら“打てる”といっても、打率.250〜.260くらいのもので、あくまでも「他の遊撃手と比べたら」というもの。さすがにこの失策数では厳しい。

 

こうした失策の多さが影響したのか、監督が辻発彦に代わった2017年は開幕から一軍出場なし。一軍遊撃手は源田壮亮ががっちりと1年間守り続けており、二軍でも打率.197。出場機会が無く、オフに戦力外となった。

 

“それなりに”打てる、“それなりに”脚は速いが盗塁は苦手、複数ポジションを守れるが、失策が多いという、なんとも使いづらさが残る選手だった。せめてもう少し打力があれば、三塁手として生き残る道もあったかもしれない。

 

戦力外後に引退を表明し、西武の育成コーチに就任。