職業野球を追いかけて

引退・戦力外・自由契約になったプロ野球選手を紹介したり、トレードやドラフトなどの各種データを掲載するブログです。

“もう1人のドラフト1位”…育成1位指名選手の1年目の成績は?

各チームのドラ1選手成績は?

 レギュラーシーズンが終了し、全選手の今季の成績が決定した。

 各部門のタイトルが決定し、新人王やゴールデングラブ賞ベストナイン賞などの表彰選手の発表も気になってくる頃だ。

 今季はパ・リーグが源田壮亮(西武)と山岡泰輔(オリックス)。セ・リーグが浜口遥大(DeNA)と京田陽太(中日)が、目下新人王の候補と言われているが、果たしてどうなるのか。注目が集まる。

 この4人の中では、山岡と浜口がドラフト1位。他にも5球団が1位指名した田中正義(ソフトバンク)や、外れ1位で5球団が指名した佐々木千隼(ロッテ)など、他にもドラフト1位選手は存在したが、候補に挙げる人は少なさそうだ。

▼ドラフト1位選手成績
<投手>
堀瑞輝(日本ハム):4試 0勝1敗 8回 防3.38
田中正義(ソフトバンク):一軍登板無し
佐々木千隼(ロッテ):15試 4勝7敗 85回1/3 防4.22
今井達也(西武):一軍登板無し
藤平尚真(楽天):8試 3勝4敗 43回1/3 防2.28
山岡泰輔(オリックス):24試 8勝11敗 149回1/3 防3.74
加藤拓也(広島):7試 1勝3敗 29回1/3 防4.30
浜口遥大(DeNA):22試 10勝6敗 123回2/3 防3.57
寺島成輝(ヤクルト):1試 0勝0敗 3回 防15.00
柳裕也(中日):11試 1勝4敗 50回1/3 防4.47

<野手>
吉川尚輝(巨人):5試 率.273(11-3) 0本 0点
大山悠輔(阪神):75試 率.237(198-47) 7本 38点

“もう1人のドラフト1位”選手

 一方で昨季のドラフトでは、“もう1人のドラフト1位”がいた。育成枠ドラフトの1位選手のことだ。昨季の育成ドラフト1位選手は8名。こちらの1位選手は、今季どのような成績を残したのだろうか。

育成ドラフト1位選手成績
<投手>
安江嘉純(ロッテ):21試 1勝5敗 65回1/3 防3.99
千葉耕太(楽天):1試 0勝1敗 0回2/3 防13.50

高井俊(巨人):二軍登板無し
笠井崇正(DeNA):25試 3勝3敗 38回2/3 防3.72
木下雄介(中日):22試 0勝0敗 22回 防6.14

<野手>
大本将吾(ソフトバンク):1試 率.000(0-0) 0本 0点
張奕(オリックス):59試 率.091(66-6) 0本 0点
大村孟(ヤクルト):99試 率.268(317-85) 5本 46点

二軍登板無しの投手も

 育成1位選手で一番多いイニングを投げた投手が、安江嘉純(ロッテ)。21試合(7先発)を投げて防御率3.99とある程度の成績は残せたが、既に年齢は25。早いうちに支配下に上がりたいところだ。

 楽天花巻東高校の右腕・千葉耕太を指名したが、1試合の登板に留まった。また、調理師免許を所持していることで話題になった、巨人の高井俊は二軍登板無し。2人とも来季は登板機会を得たい。

 大学時代は野球部に所属せず、独立リーグに入団してプロ入りを果たした変わり種、笠井崇正は25試合に登板して防御率3.72。来季の活躍にも期待が懸かる。

 四国アイランドリーグ徳島インディゴソックスから入団した木下雄介(中日)は、22試合投げたが、防御率6.14という成績。来季の活躍に期待したい。

出場試合数が多い選手と少ない選手

 野手では、ソフトバンクの育成1位指名・大本将吾は1試合の出場に留まった。まだ19歳と若く、これからの活躍に期待したい。

 陽岱鋼(巨人)の従兄弟、張奕は育成1年目から59試合に出場したが、打率は.091と1割を切ってしまった。打撃面を磨きたいところだ。

 ヤクルトの1位指名捕手・大村孟は99試合に出場して、打率.268、5本塁打という成績。二軍ではそれなりの成績を残したと言えるかもしれない。二軍では捕手の他にも一塁手三塁手を経験しており、様々な起用法に答えられる選手になりたい。

 1年目から支配下に登録される選手は1人もいなかった、昨季の育成ドラフト1位選手。二軍戦の出場すらほとんど無かった選手もいる。しかし彼らが今後、どのような成績を残すのか。楽しみだ。