職業野球を追いかけて

引退・戦力外・自由契約になったプロ野球選手を紹介したり、トレードやドラフトなどの各種データを掲載するブログです。

疲労、故障、離脱…。昨季活躍したリリーフ投手の苦悩

ルーキーリリーフの活躍

 プロ1年目のリリーフ投手が頑張っている。

 ドラフト5位ルーキー、森原康平(楽天)はリーグ1位タイの27試合に登板。チームはまだ48試合しか消化していないのだから、ここまで半分以上の試合で投げていることになる。さらにドラフト4位の菅原秀も17試合に登板。

 オリックスの2位ルーキー、黒木優太もリーグ6位タイとなる24試合に登板。1年目ながら勝ちパターンに組み込まれ、8回を任されている。

 セ・リーグでは巨人のドラフト4位ルーキー、池田駿が20試合に登板。140キロ台後半のストレートと、スライダー、チェンジアップを武器に活躍している。ただ、1日に行われた楽天戦では先発に回った。リリーフから一転、先発転向もあり得る。

主力リリーフはどこへ行った?

 こうしたルーキーの活躍は嬉しいニュースだが、気になることもある。若いうちから多くの試合を投げて疲労が溜まったり、故障をしたりしないかという心配だ。実際、昨季多くの試合を投げたリリーフ投手の中には、今季まだ一軍登板が無い者もいる。

 彼らが登板しない多くの理由は、怪我や違和感にある。例えば、昨季57試合登板した南昌輝(ロッテ)は、3月に行われたオープン戦期間で、肩の違和感を訴えて二軍落ち。6月1日に、ようやく二軍で初登板を果たした。

 ソフトバンクスアレスに至っては右肘の手術を受けており、既に今季中の登板は絶望的。主力投手の1人として一刻も早く帰って来て欲しいところだが、今は待つしかないというのが歯がゆい。

 抑え投手では澤村拓一(巨人)が、右肩痛を訴えたまま帰ってこない。二軍はおろか三軍でも登板が無く、復帰は未定だ。

いまいち成績を残せない投手も

 また、一軍で投げていても本調子ではない投手もいる。

 昨季61試合に登板して、14セーブ、21ホールドを記録する大車輪の活躍を見せた益田直也(ロッテ)も、今季は既に3敗。防御率も5.30と結果を残せていない。5年連続50試合以上登板とタフな働きを見せていただけに、不調は気がかりだ。

 9年連続60試合以上登板を重ねている山口鉄也も、今季は防御率こそ1.80と良好なものの、10回を投げて被安打8、与四球6とやや不安定な投球を見せていた。さらにコンディション不良もあり、5月22日に登録を抹消。さすがの“鉄腕”も疲れが見えてきたか。

 リリーフ投手は疲労が溜まりやすいポジションであることは想像に難く無い。例え試合では投げなくても、毎試合のように登板準備をする投手もいる。精神的にも肉体的にも疲れはあるだろう。

 ここまで多くの試合を投げてきた投手だからこそ、投げられない悔しさは大きいはず。だが、この間に少しでも体を休めたいところ。万全の状態で復活したい。

▼昨季50試合以上投げたが、今季登板が無い投手
スアレスソフトバンク
 2016年:58試 2勝6敗26ホールド 防3.19

南昌輝(ロッテ)
 2016年:57試 5勝4敗16ホールド 防2.74

金刃憲人楽天
 2016年:54試 3勝1敗14ホールド 防2.38

澤村拓一(巨人)
 2016年:63試 6勝4敗37セーブ 防2.66

安藤優也阪神
 2016年:50試 0勝1敗11ホールド 防2.53

松岡健一(ヤクルト)
 2016年:53試 2勝1敗4ホールド 防3.74