職業野球を追いかけて

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3連敗も、未だAクラスの西武、辻監督によって改善された部分とは?

健闘を続ける西武

 西武は27日、京セラドーム大阪で行われたオリックスとの試合に3-2で敗れた。これで西武はオリックスとの3連戦全てに敗れたことになり、首位楽天とのゲーム差も4.5に広がった。

 しかし、まだ4位ソフトバンクとは0.5ゲーム差の3位につけており、勝率も.550。昨季が勝率.457の4位だったことを考えると、健闘していると言える。

西武投手陣の変化

 チームの好調の要因はいくつかあるが、一つには防御率の良化が挙げられる。昨季3.85でリーグ4位だったチーム防御率が、今季はリーグ1位となる2.52に下がった。

 下がった要因もまたいくつかあるが、ここでは与四球率に注目したい。2016年は3.71だったものが2.87に下がり、無駄な走者を出さなくなっている。

 投手陣を個別に見ていくと、菊池雄星が4.22から3.00と1点近く下がり、野上亮磨に至っては3.87から1.73と2点以上下がっている。この二人の与四球率の減少がチーム投手陣全体に与える影響は大きい。

あれだけあった失策が…

 野手陣の方では失策の減少が目立つ。昨季は守備機会5552に対して失策がリーグ最多となる101。守備率も.982と最下位だった。

 それが今季は守備機会758に対して失策がわずか9。守備率.998はリーグ2位タイの数字だ。

 ポジション別で見ていくと、まず昨季7人の選手が起用されて失策が19記録された遊撃を、今季は源田壮亮で固定。5個の失策はあるものの、技術や守備範囲など記録に残らない部分での貢献度は高い。

 さらに9人が起用されて22個の失策を犯した三塁も、ほとんどの試合を中村剛也で固定し、失策は0。さらに終盤に守備固めで永江恭平を使うことで、昨季多く見られた終盤でのタイムリーエラーを減らす努力が見られる。

 無駄なランナーを出さない、エラーをしない。当たり前といえば当たり前のことだが、こうした基本の部分を改善することで、チーム力は高まった。

 辻監督はプロに入りたての頃、地面に置いたボールを素早く捕る練習をしていたとのこと。まずは基礎からやり直す…。辻監督の“改革”は始まったばかりだ。