職業野球を追いかけて

引退・戦力外・自由契約になったプロ野球選手を紹介したり、トレードやドラフトなどの各種データを掲載するブログです。

高校生、大学生、社会人…2017年ドラフト各球団の指名割合から見えるもの

ドラフト指名選手の割合

 26日、2017年ドラフト会議が終了した。今年の目玉選手・清宮幸太郎(早実)は、日本ハムが交渉権を得た。また、社会人No.1左腕と呼ばれている田嶋大樹(JR東日本)は、オリックスがくじを引き当てた。

 今季支配下ドラフトで指名された選手は82名。そのうち29名が高校生で、大学生が23名、社会人が24名、独立リーグが6名だった。一方で昨季は87名が指名されて、高校生が35名、大学生が32名、社会人が17名、専門学校1名、海外1名、独立リーグ1名だった。

 


▼昨季と今季のドラフト指名割合
2017年(全体82名)
高校生:29名(全体の33%)
大学生:23名(全体の28%)
社会人:24名(全体の29%)
独立 : 6名(全体の7%)

2016年(全体87名)
高校生:35名(全体の40%)
大学生:32名(全体の37%)
社会人:17名(全体の20%)
独立 :1名(全体の1%)
その他:2名(全体の2%)

社会人選手の急増

 これを見ると、まず高校生の指名が昨季よりも少なかったことがわかる。昨季が全体の40%の割合が高校生だったのに対して、今季は33%。また、大学生も37%から28%に大きく下がった。

 一方で大きく割合が上がったのが、社会人と独立リーグの選手だ。一概には言えないが、社会人や独立リーグの選手には即戦力が求められることが多い。こうした選手が注目されたのか。

 逆に高校生や大学生の選手とは、補強ポイントが合致しなかった球団もあるのかもしれない。

チームバランスを見ると?

 また、各球団の高校生、大学生、社会人の指名人数を見ていくと、その球団が求めている選手層や、カラーが見える。

パ・リーグ
ソフトバンク:高校生3名 大学生2名 社会人0名 独立0名
西武    :高校生3名 大学生2名 社会人0名 独立1名
楽天    :高校生1名 大学生4名 社会人0名 独立2名
オリックス :高校生3名 大学生0名 社会人5名 独立0名
日本ハム  :高校生:4名 大学生2名 社会人1名 独立0名
ロッテ   :高校生1名 大学生0名 社会人5名 独立0名

セ・リーグ
広島  :高校生4名 大学生2名 社会人0名 独立0名
阪神  :高校生1名 大学生4名 社会人1名 独立0名
DeNA :高校生2名 大学生2名 社会人3名 独立2名
巨人  :高校生1名 大学生3名 社会人4名 独立0名
中日  :高校生5名 大学生0名 社会人1名 独立0名
ヤクルト:高校生2名 大学生2名 社会人3名 独立1名


 まずソフトバンク、西武、楽天は社会人選手が0名。西武と楽天独立リーグの選手を獲得しているが、ソフトバンク独立リーグの選手すら0。強豪チームとしては即戦力よりも素材型の高校生や大学生を重視したのかもしれない。くじを3回も外したが、余裕が感じられる。

 一方で今季最下位に終わったロッテは、1位こそ高校生の安田尚憲だが、他の5人は全て社会人選手。チームの早期再建のためにも即戦力が欲しいのかもしれない。

じっくり型の中日、あれもこれも欲しいDeNA

 セ・リーグでは高校生を5人獲得した中日が目立つ。5位に終わった今季だが、時間をかけて戦力を整える算段だろうか。選手が育ってくる時期に期待が懸かる。

 12球団最多となる9人を指名したDeNAは、バランス良く獲得した。3位から日本シリーズに進出したが、素材型も即戦力も欲しいといったところか。

 Aクラスを逃した巨人は、高卒が1人だけで、大学生と社会人が7名という偏ったドラフトになった。しかも、投手は1位指名の鍬原拓也のみで後は全て野手。編成の着眼点に注目が集まる。